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とにかく削りやすい金属|BSBM(快削黄銅C3604)の特徴と精密部品での活用ポイント

BSBMは、銅と亜鉛を主体とした真鍮に鉛を加え、切削性(削りやすさ)を高めた素材です。

切粉が細かく、工具負荷も小さいため、細かな形状でも効率よく加工できるのが特徴です。

ただし、薄肉形状や長尺部品では、切削熱や応力で“反り・歪み”が出やすいため、加工条件の最適化や工程管理が重要です。

ネジ・ブッシュ・小型ギアなどの精密部品に幅広く使われ、導電性を活かして電気部品にも採用されます。扱いやすく、生産性の高い金属素材です。

👉 高い切削性で加工効率を上げられる、精密部品づくりに適した金属です。

やわらかく美しい金属|真鍮の特徴と精密部品での活用ポイント

真鍮は、銅と亜鉛を組み合わせた金属で、やわらかく加工しやすいことが最大の特徴です。

ほどよい強度と耐食性があり、切削加工やプレス加工など多様な金属加工に対応できます。

特に切削性が良好で、ネジ・ギア・ピンなど細かな精密部品の量産に向いています。

また、電気をよく通すため電気部品にも使用され、摩耗にも比較的強いため回転部品や小型シャフトなどにも適しています。軽く扱いやすい、用途の広い素材です。

👉 加工しやすさと扱いやすさが魅力の、初心者にも人気の金属素材です。

精度と見た目が美しい!SUS304コールド(フラットバー)の特徴と加工時の注意点

SUS304コールド(フラットバー)は、SUS304ステンレスを冷間圧延(コールド加工)して仕上げた高精度の平鋼材です。
冷間加工により、表面が滑らかで寸法精度が高く、強度・剛性も向上しているのが特徴です。
一方で、内部応力が残りやすく、切削や溶接などの加工後に“反り”や“ねじれ”が発生しやすい点には注意が必要です。
耐食性・耐熱性にも優れ、フレーム・ブラケット・ベースプレート・ガイド部品などの装置構造材に多く用いられます。

👉 精密で美しく仕上がる一方、反り対策が重要な装置用ステンレス平鋼です。

錆びにくく万能!SUS304ステンレスの特徴と装置部品への活用ポイント

SUS304は、ステンレス鋼の中で最も一般的で汎用性の高い素材です。
クロム(Cr)とニッケル(Ni)を主成分とし、優れた耐食性と強度を兼ね備えています。
水や湿気、薬品を扱う環境でも錆びにくく、装置の長寿命化に貢献します。
加工性も良く、溶接・曲げ・研磨・切削など幅広い加工方法に対応。
見た目も美しく、鏡面仕上げやヘアライン仕上げなどの表面処理にも適しています。
装置部品では、フレーム・カバー・ブラケット・タンク・ねじ部品など、多岐にわたる用途で使用されています。

👉 耐久性・加工性・美観の三拍子がそろった、装置部品の定番ステンレス素材です。

加工性に優れたステンレス!SUS303の特徴と装置部品への活用ポイント

SUS303は、ステンレス鋼の中でも特に切削加工性に優れた材料です。硫黄(S)を含むことで切削時の摩擦が減り、きれいな仕上がりと安定した加工精度が得られます。そのため、旋盤やフライスによる精密部品の大量生産に向いています。
耐食性はSUS304に比べてやや劣るものの、一般的な環境では十分に錆びにくく、強度・耐熱性も良好です。
装置部品では、シャフト・スペーサー・ねじ・コネクタ・ブラケットなどに多く使われ、寸法精度と信頼性が求められる箇所に最適です。見た目の美しさも保ちやすく、表面処理にも対応します。

👉 加工しやすく精度が出しやすい、装置部品に最適なステンレス素材です。

アルミの中でも最高クラスの強度!A7075の特徴と装置部品での活用ポイント

A7075は、アルミ合金の中で最も高い強度を持つ高級素材です。主に亜鉛(Zn)とマグネシウム(Mg)を多く含み、鋼材に匹敵するほどの強度と剛性を発揮します。
その一方で軽量なため、装置の軽量化と高強度化を同時に実現できます。
切削加工性にも優れており、精密部品や機構部品など高い寸法精度が求められる部位に適しています。ただし、耐食性は他のアルミ合金よりやや劣るため、表面処理(アルマイト処理や防錆処理)が推奨されます。
装置分野では、ベースプレート・シャフト・治具・強度部材などに多く採用されています。

👉 強くて軽い、高精度装置の心臓部を支えるアルミ合金です。

美しく仕上がる!A6063アルミ合金の特徴と装置部品への活用ポイント

A6063は、押出加工性と外観性に優れたアルミ合金です。アルミにマグネシウムとシリコンを加えることで、強度・耐食性・仕上がりの美しさをバランスよく備えています。
特に表面がなめらかで、アルマイト処理による美しい外観と耐久性の向上が得られるのが特徴です。
押出成形や切削加工がしやすく、精密なフレームやカバー部品などに最適です。
比較的軽く、組立性にも優れているため、装置の軽量化やメンテナンス性の向上にも貢献します。
装置分野では、フレーム・ガイド・レール・外装パネルなどに広く使用されています。

👉 美しく仕上がり、装置のデザイン性と精度を両立できるアルミ合金です。

強度の高いアルミ!A2017の特徴と装置部品での活用ポイント

A2017は、「ジュラルミン」とも呼ばれる高強度のアルミ合金です。アルミに銅を加えることで強度が大きく向上しており、軽量ながらも剛性の高い構造部品に適しています。
耐食性はA5052よりやや劣りますが、表面処理(アルマイトや防錆処理)によって十分な耐久性を確保できます。
切削性が良く、精密加工・ねじ切り・フライス加工などにも適しているため、寸法精度が求められる装置部品に多く使用されます。
代表的な用途は、ブラケット・ジョイント・シャフト・治具部品など。
軽量化と高強度を両立できる素材として、多くの産業装置で採用されています。

👉 軽くて強い、高精度装置に頼れるアルミ合金です。

軽くて強い!A5052アルミ合金の特徴と装置部品への活用ポイント

A5052は、アルミ合金の中でも強度と耐食性のバランスが優れた代表的な素材です。
主成分のアルミにマグネシウムを加えることで、軽さを保ちながらもしっかりとした強度を実現しています。酸や湿気に強く、錆びにくく長寿命なのが特長です。
また、切削・曲げ・溶接などの加工性にも優れており、精密な装置部品の製作にも適しています。
表面処理(アルマイト処理)を施せば、外観性や耐久性をさらに高めることが可能です。
装置分野では、フレーム・ブラケット・カバー・パネルなどの構造部品に広く使われ、軽量化と剛性の両立に貢献します。

👉 軽くて丈夫、装置部品設計に欠かせないアルミ合金です。

軽くて錆びにくい!アルミの特徴と金属加工での活用ポイント

アルミ(Al)は、軽量で扱いやすい金属として多くの装置部品に使われています。
鉄の約1/3という軽さを持ちながら、十分な強度と優れた耐食性(錆びにくさ)を備えています。
表面にできる酸化被膜が腐食を防ぎ、屋内外を問わず安定した性能を発揮します。
さらに、切削・曲げ・プレス・溶接などの加工がしやすく、仕上がりも美しいのが特徴です。

表面処理(アルマイト処理)によって外観性や耐摩耗性を高めることも可能です。
装置部品ではフレーム、ブラケット、カバー、パネル
など幅広く使用され、軽量化と精密さを両立した設計に貢献します。

👉 軽くて強く、美しく仕上がる、装置部品に最適な金属素材です。