S〇〇Cは「機械構造用炭素鋼」を表すJIS規格の記号で、S=Steel(鋼)、**C=Carbon(炭素)**を意味します。
中央の数字(例:20・45・50)は炭素の含有量を示しており、数値が大きいほど炭素量が多く、硬くて強い鋼になります。
例えばS20Cは柔らかく加工しやすく、S45Cは強度と加工性のバランスが良く、S50Cはさらに高い硬度が得られます。
焼入れや焼戻しなどの熱処理によって、用途に応じた硬さや靱性に調整可能です。
👉 設計段階で「必要な強度」や「加工のしやすさ」に応じて選ぶのがポイントです。
S〇〇Cの記号の意味
| 記号 | 意味 | 内容 |
|---|---|---|
| S | Steel | 鋼(鉄)を意味する |
| 数字(20・45・50など) | 炭素量(例:0.20%、0.45%、0.50%) | 数字が大きいほど硬く、強度が高い |
| C | Carbon | 炭素鋼を意味する |
代表的なS〇〇Cの比較
| 材質 | 炭素量(%) | 特徴 | 焼入れ硬度(HRC) |
|---|---|---|---|
| S20C | 約0.20 | 柔らかく加工しやすい、溶接性良好 | 約20〜30 |
| S45C | 約0.45 | 強度・硬度・加工性のバランス良好 | 約45〜55 |
| S50C | 約0.50 | 高強度で摩耗に強い、やや加工しにくい | 約50〜58 |